担当者が辞めたら、誰も見ていない保守契約
保守を任せていた人が、ある日いなくなる
保守契約を結んでいても、実際にWebサーバーやログを見ているのは特定の担当者一人、というケースは珍しくありません。その担当者が異動や退職でいなくなった瞬間、契約は残っていても、実質的に誰も見ていない状態が生まれます。
引き継ぎが行われたとしても、それが以前と同じ水準で続けられるとは限りません。新しい担当者が同じ勘所を持つまでには、どうしても時間がかかります。
引き継ぎ資料には、書かれていないことが多い
業務の引き継ぎでは、定型作業や連絡先はドキュメント化されやすい一方、「何か違和感があったら確認する」といった経験則に基づく判断は、資料に残りにくいものです。属人化していた監視業務は、担当者の頭の中にしかなかった、というケースが起こりえます。
マニュアルに書けるのは手順であって、異常に気づくための感覚までは言語化しづらいものです。この部分こそが、実は監視業務の核心だったりします。
顧客からは、外から見えない
顧客からすれば、契約内容や請求は変わらないため、保守体制が実質的に手薄になっていることには気づきようがありません。何かが起きて初めて、「誰も見ていなかった」という事実が表面化します。
普段どおり請求書が届き、レポートが送られてくる限り、顧客側から異変を疑う理由はありません。だからこそ、問題が表面化するまでの期間が長引きやすくなります。
属人化を前提にしない仕組みが必要
この問題の根本は、個人の能力や意識の問題というより、監視業務を特定の人に依存させる体制そのものにあります。担当者が変わっても同じ水準を保てる仕組みがなければ、いずれ同じことが繰り返されます。
一人の担当者に依存する体制は、その人が優秀であるほど気づかれにくく、いなくなって初めて弱点が表面化するという性質を持っています。
仕組み化するという選択
ログの確認や異常の検知を、特定の担当者の経験や勘に頼るのではなく、ツールやサービスによって仕組みとして継続させる方法があります。担当者が変わっても、検知の水準が落ちない状態を作れます。
仕組みとして継続する体制があれば、引き継ぎのたびに監視の質が揺らぐという事態を避けられます。
今、誰が見ているかを確認する
まずは、自社が抱えている保守案件について、実際に誰がどのくらいの頻度でセキュリティ面を確認しているかを棚卸ししてみることから始まります。属人化に気づくのは、たいてい問題が起きたあとです。
棚卸しの結果、特定の案件が実質的に手薄になっていることが分かれば、それだけでも対応の優先順位が見えてきます。
担当者が変わっても、Scanrollは見続けます
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