WordPress保守に、何を含めるべきか
「保守」の中身は、統一されていない
「WordPress保守」という言葉は広く使われていますが、その中身は提供する会社によって大きく異なります。コンテンツの軽微な修正だけを指す場合もあれば、セキュリティ監視まで含む場合もあり、顧客側も「保守」という言葉から具体的な作業内容を正確にイメージできているとは限りません。
この曖昧さは、事故が起きたときに「保守に入っていたはずなのに」という認識のズレを生む原因にもなります。
最低限含まれることが多い項目
多くのWordPress保守契約には、WordPress本体やプラグインのバージョンアップ、バックアップの取得、簡易なコンテンツ修正が含まれます。これらは「壊れない」「古くならない」ようにするための、いわば予防的な作業です。
これらの項目が整っていること自体は重要ですが、外部からの攻撃に気づくための項目とは、性質が異なります。
見落とされやすい項目
一方で、不正アクセスの試行やファイルの不審な書き換えを継続的に検知する項目は、保守契約に含まれていないことが少なくありません。予防的な作業と違って効果が目に見えにくく、見積もりの中でも優先順位が下がりがちな部分です。
Web制作会社として、この項目が自社の保守メニューに含まれているかどうかを、あらためて棚卸ししてみる価値があります。
含めるかどうかで、事故対応の質が変わる
セキュリティ監視の項目が含まれていれば、異常発生時に検知の記録と対応の経緯を顧客に説明できます。含まれていなければ、事故が起きて初めて「見ていなかった」という事実に直面することになります。
この違いは、保守料金の多寡以上に、顧客との信頼関係に直結する部分です。
全案件に一律で含める必要はない
すべての顧客に同じ水準のセキュリティ監視を提供する必要はありません。サイトの重要度や、扱う情報の性質に応じて、標準プランと上位プランを分けるといった設計も現実的です。
重要なのは、含める・含めないを意図的に選んでいる状態であり、なんとなく含まれていない状態のまま放置しないことです。
メニュー化すれば、説明もしやすくなる
セキュリティ監視をあらかじめ保守メニューの一項目として明文化しておけば、新規の提案時にも既存顧客への案内時にも、何が含まれているかを明確に説明できます。
Web制作会社として提供する保守の価値を、更新代行だけでなく、気づく仕組みまで含めて再定義することは、提案の説得力を高めることにもつながります。
保守メニューへの追加も、Scanrollならすぐに検討できます
対応内容を見る →